日本の医師である金成彌(Sung-mi Kim, キムソンミ)は、日本初となる主に、幼児・小児向けの「内股、X 脚、O 脚」等の下肢矯正専門クリニックを、東京都・江東区の医療法人社団晄和会(こうわかい)(理事長 花上和生)との協力の下、2016 年 1 月 5 日に東京・お茶の水駅近くに「アイレッグ・クリニック」を開院する。
「アイレッグ」矯正は、韓国で 15 年以上、17,000 超の診療ならびに 8,000 以上の治療を積み上げてきた Dong-ho Song 医師が開発し、現在も引き続き韓国・ソウルのアイレッグ医院(http://i-leg.kr/ko/)で提供している手法である。金医師は、約 4 年前から韓国と日本を往復しながら、Dong-ho Song 医師にその手法を学び、日本では唯一、且つアイレッグ下肢矯正認定医第 1 号の医師である。
金医師はこの 4 年間、都内の小児科において週 2 回のペースで専門外来として日本の患者にアイレッグの医療行為を提供し、100 件近い日本国内でアイレッグ矯正を実践してきた。国内の実績の中で金医師が感じたことは、日本には韓国以上に「内股、X 脚、O 脚」等の問題を抱える患者が存在し、日本国内の患者のニーズについてその実態を感じとってきたという。
上記の実証実績から、日本国内の患者ニーズを鑑み、この度日本において初めて本格的に専門クリニックとして開院することとなった。
日本の医学の常識としては、子供(幼児・小児)の「内股、X 脚、O 脚」等については、西洋医学(アメリカ・ドイツ等)にその基礎をおく所が多いため、「成長と共に直りますから心配ありません」と放置されてきた傾向があると金医師は言う。
何故なら日本の医学部の多くの教科書には、幼児は、3 歳前後まで O 脚、その後 X 脚になり、成長と共に正常になるとの大筋が常識として捉えられているという。生活様式が「椅子文化」の西洋では、確かにそのような傾向が顕著であるのも事実である。
しかし、「床」「畳」の上で長い時間生活する文化が色濃く残る「日本や韓国」においては、西洋とは明らかに異なる事実が存在する。
それは、特に幼児・小児段階で、【正座】や【くずれ正座】(割座)等、座位の生活習慣に
より、大腿骨や頸骨(ひざ下の骨)の角度に「内股、X 脚、O 脚」等の異常値が見られる症例があるにも関らず、成長過程において放置されるケースが多々見られる。
更に、近年日本における女性の社会進出増加により、保育所や学童保育を利用し働く女性が増えたことにより、幼稚園での椅子・机で多くの時間を過す環境と異なり、保育所では座位で過す時間が長いという環境の増加、また、女子・女児等では、マスメディアの一部影響もあるのか「内股は可愛い」というイメージも日本においてはあるため、「内股」が深刻化していると金医師は感じている。
しかしながら、我が国における「内股、X 脚、O 脚」等に対する治療方法は、整骨院や柔道整体師等による一時的な治療行為が一般的で、更に、小児整形外科等の専門医がほとんど存在しない日本においては、これらの症例に対し、適切な矯正治療や生活指導が施されず、ほぼ放置されてきたのが我が国の実態であると金医師は感じてきた。
「内股、X 脚、O 脚」を放置することは、外見的・美容的問題ばかりではない。実は、偏平足や腰椎前湾といった解剖学的問題を引き起こす事になる。
これにより、成長過程で痛みを伴ったり、運動機能の問題を伴う事も多々ある。また、将来的に変形性関節症を来たすという報告をした医学論文も存在し、さらに「内股、X 脚、 O 脚」等を放置する事は「猫背」になり易いことから、肩こりや頭痛などを引き起こしたり、内臓に負担を掛ける事にもなる。よってアイレッグの治療は、予防医学的な観点からみて非常に重要な手段である。
これまで約 4 年間アイレッグの矯正手法を日本の患者に提供したところ、我が国の患者ニーズは大変大きなものであると感じるに至り、この度日本発の専門クリニックとしての開院の運びとなった。
下肢矯正・アイレッグ治療の開院により、日本国内の「内股・X 脚・O 脚」の悩みを抱える患者に対し、非手術的、且つ、適切な治療(装具矯正、生活習慣指導、ストレッチ指導等)を行うことになるものであると金医師は確信するものである。
そしてアイレッグの適切な治療行為は、子供の外見的解決に資するに止まらず、正常な成長・運動・精神発達や疾病予防につながる事となり、QOL(quality of life)の向上につながることで日本の将来を豊かにするものだという信念に基づき、地道に信頼される医療機関となるような運営を心掛けるものとしている。
問合せ先: アイレッグ・クリニック
東京都千代田区神田駿河台1-8
タニグチビル5F
問合せ担当: 事務長 木村
Email: hiroaki.kimura@i-leg.jp TEL: 03-5244-0788